【第9回】「チームと共に自分自身も成長していきたい。」地域リーグの広報担当の野望|地域リーグ:VONDS市原

第9回は、関東社会人サッカーリーグ1部のVONDS市原の広報担当である清野さんにお話しを伺いました。
日本唯一のサッカー専門学校「JAPANサッカーカレッジ」を卒業後、在学中にVONDS市原のインターンを経験し、そのまま就職。サッカー未経験ながらもクラブ運営に携わりたいという熱いお話をお聞きしました。サッカー業界に就職を考えている方、地域リーグの実情を知りたい方は必見です!


プロフィール

清野知世 / Seino tomoyo/ 2001年11月12日 / 東京都出身

株式会社VONDS市原/ 広報・実行委員

経歴:東京都立晴海総合高等学校総合学科 → 学校法人国際総合学園 JAPANサッカーカレッジ サッカービジネス科 →株式会社VONDS市原

JAPANサッカーカレッジ HP:https://cupsnet.com/
VONDS市原FC : http://vonds.net/


JAPANサッカーカレッジとは?

簡単に言うと、「日本で唯一のサッカーの専門学校」です。サッカーについて学べる学科が多くあり、どんなことでも学べる環境です。学校では、年齢制限を設けておらず、大学卒業後の方や30歳を超えた社会人経験のある方などと一緒に授業を受けていました。その中でも私は「運動出来ない自分が、どうすればサッカー界に関わることができるか。」という想いからサッカービジネス科を選択しました。

様々な部門を経験し実習先の部署を決めて1年生の後半〜2年で活動をします。北信越フットボールリーグ実習では「運営」・「広報」・「営業」・「イベント」の4つの部署に分かれます。(※在学時)
4つのうち、私は「運営部」を選びました。決めた理由は、運営に携わっていた女性の先輩が現場で発生するトラブルなどに対して冷静に対応している姿を見て、「私もこんな女性になりたい!」と思ったのがきっかけでした。


苦労したことは?

実際に北信越リーグを運営していたのですが、その運営は非常に大変でした。まず部署内での男女比が9:1ということもあり、自分自身のポジショニングや身の振り方には特に気を遣いました。設営などの力仕事が多い環境だったので、リーダーに立候補し、指示を出す側として自分の持ち味を出し、メンバーの信頼を得られるように努めました。


楽しかったことは?

比較的、自由度高くさまざまなことに挑戦できたのはとても楽しかったです。特に、ラジオの企画から放送までを担当できたのは印象に残っています。北信越の魅力を発信する「カプカプカップス」というラジオを担当していました。毎週、30分の生放送で原稿の内容なども一から全て考えるので、大変でしたが、とてもやりがいがありました。



JAPANサッカーカレッジからのキャリアステップ

卒業後は、JリーグクラブやJFLのクラブに行く人が多いです。どこのクラブに行けるかは、タイミングがとても重要で、クラブからJAPANサッカーカレッジにオファーが来て、学校から推薦という形でインターンに参加できます。普段の実習の評価でインターンに抜擢されるか決まるので日頃から緊張感をもって行動していました。実際に私も、インターン先の広報部門のポストが空いたタイミングでインターンを始める事が出来ました。インターンを終える頃には、クラブに愛情が湧いてくるので、そのままインターン先のクラブに就職する学生が多いです。


VONDS市原FCを選んだ理由

元々、「地域リーグのクラブ」を目指して就職活動をしていました。Jリーグのクラブでは、既に運営面においてチームが完成されているため、そのようなチームで自分の「色」を出すことは、今の自分の実力では厳しいと考えました。それならば、チームを作るまでの過程を経験したいという想いもあり、良い意味で未完成な部分も多く、自分の色をどんどん出していけるVONDS市原FCを選びました。チームと共に自分自身も成長していきたいと考えています。


VONDS市原FCってどんなチーム?

地域リーグなので、サッカーと仕事を両立させている選手がほとんどです。Jリーグを経験している選手はプロ契約ですが、スクールのコーチを担当している選手もいます。それ以外の選手は、親会社の医療グループで介護士をしています。9時~11時の練習が終わってから仕事に向かう選手たちの体力はいつも底知れないなと感じています。(笑)



地域リーグの広報とは?

主に写真撮影と各カテゴリーのSNS全般を担当しています。他にも、企画やグッズ開発にも関わらせて頂いています。直近では、コンフィットTシャツ(レプリカユニよりも安価なTシャツ)を提案しました。また、アンバサダーの方とも協力して、広報を強化しています。自分自身のアイデアを形に出来たときはとても嬉しかったです。


やりがい

ありがたいことに忙しい時間を過ごしているなと感じています。運営の自由度が高いので自分の考えをすぐに実行できる部分は楽しいですが、広報が1人しかいないので不安に負けそうなときもあります(笑)
その中でも、現場でもSNS上でも反響がある際にやりがいを感じます。今年は、チームのメインビジュアルポスターを刷新したのですが、それ対して、多くの方から「今年のボンズは違うね」などのお声をいただくことができました。通常、新卒では、出来ない経験をさせてもらえているので、充実しています。


広報担当としての目標

「地域リーグをもっと身近に。」
 Jリーグから流れてきたファンが多いので違った魅力があることをもっと感じて欲しいです。チームの発展途上の部分もファンと一緒に楽しめると思います。
「エンターテインメントを広げたい」
 サッカーはスポーツでもあり、非日常を与えられるものと考えています。サポーターの皆さんの日常にちょっとした楽しみ、最高の週末の提供ができるようにSNSでは楽しい様子を掲載したり、面白いことを発信するように心かけています。


個人として

長期的な目標だと、男子サッカークラブで運営担当になりたいです。まだまだ男性社会のサッカー界で働きながら女性の社会的地位向上のロールモデルになれるような人を目指しています。
今はこのVONDS市原のために広報としてできることに全力を尽くしたいと思います。これからも少しでもサポーターの方に楽しんでいただけるような面白いことをどんどん発信したいです。それだけじゃなく、チームの勝利にも貢献できたら嬉しいです。1フロントスタッフとして試合中にできることは応援だけですし、直接勝利に繋げることは難しいですが、陰ながらでも選手の皆さんの楽しみであったり、モチベーションがあげられる…ちょっとした後押しになるようこれからも広報活動を頑張りたいです。


プチVONDS市原FC情報

可愛い笑顔とキリッとした姿の両面を持つ。
6.菊地選手

ギャップ王。
強面だけど喋り方が可愛い。
14.伊藤選手

エルモの声真似が似ている。
24.大嶋選手

まだまだ選手の知ってほしい一面が沢山あるのでこれからも発信していきたいです。


清野さんが感じた社会人サッカーの魅力とは?

「人とのつながり」が最大の魅力だと思います。広報になって色んな方との出会いを経験しました。チームスタッフ、他クラブのスタッフ・サポーターの方…みなさん温かい方ばかりで、この方々がいてこそのクラブ・地域リーグだと思います。ライバルクラブだけどいがみ合って戦うのではなく【地域を盛り上げる仲間】としてともに戦うという姿にぐっと来るものがありました。こうした人の温かみに触れることができる、それが地域リーグの良さであり魅力に思います。VONDS市原でももっともっとそんな姿が見られるようにちょっとずつでも進んでいきたいです。


最後に

今回は、VONDS市原FCの広報・実行委員の清野さんにお話しを伺いました。
選手としてではなく、クラブを運営する立場から見えている「社会人サッカー」というものを感じる事が出来ました。クラブとして多くのファンの方たちと1つのクラブを作っていきたいものです。
ぜひ、VONDS市原FCの試合あるいは、近所のサッカークラブの試合に足を運んでみてはいかがでしょうか。

「応援されるべき人」と「応援したい人」を繋げていきます。

少し話は変わりますが、
今後、この活動がサッカー関係者にとって、「自分の思考を整理し、言語化して、よりモチベーションを高められる場」になっていけばいいなと感じました。
「言語化して、発信したい方」、、、連絡お待ちしてます!(笑)