今年、EDO ALL UNITEDは何を目指すのだろうか。|EDO ALL UNITED監督 和田涼太|EDO ALL UNITED特集②|東京都社会人サッカー

今シーズン、EDO ALL UNITEDは、何を目指し、表現していくのだろう。

和田氏自身にとってのEDOとは?そして、今シーズンに懸ける熱い思い。その熱量に是非ともご注目頂きたい。

第2回目となる今回の特集記事で私達camffice編集部は、EDOALLUNITEDの監督を務める和田氏にインタビューを行った。

プロフィール

和田涼太氏

1998年2月28日生まれ

横浜FC鶴見ジュニアユース→横浜FCユース→明海大学体育会サッカー部→EDO ALL UNITED

現EDO ALL UNITED監督

本日は取材ご協力頂きありがとうございます。今年のEDOALLUNITEDについて本日は、様々なことをお聞かせ頂ければと考えています。よろしくお願いいたします。

本日は、よろしくお願いします。

まず、和田監督自身はどのような経緯でEDOの監督にはなられたのでしょうか?

僕は2020年に、本田圭佑がこのクラブを立ち上げた時は選手として加入しました。1シーズンを終えて、プレーヤーとしては引退を選択しました。引退後、僕は指導者をやるということは決めていて、そのタイミングでEDOのヘッドコーチをやってみないかと打診を頂きました。そこから3年目に監督。今年4年目。という形ですね。

選手からのスタートだったのですね。加入された当時、EDOは発足まもなく、東京都4部からのスタートであったと思います。EDOに加入された理由。惹かれたもの。お聞かせ頂きたいです。

僕は大学まで、サッカーに取り組みJ3以上のクラブを目指していたのですが、そこにはたどり着けず、その際、EDOにお誘い頂き、EDOに加入しました。そのタイミングで他のチームからのお誘いもいくつか頂いていました。当然、EDOは当時東京都4部であったので、よりリーグの高いカテゴリーのチームに僕は行こうとして、本田さんと面談をさせて頂いた際もお断りさせて頂いたのですが、本田さんはうちのクラブでやった方が選手としてのサポートだけでなく、その後のキャリア面にもメリットは沢山あるという話を僕にしてくれました。そこから一度、話を持ち帰らさせて頂いて本当に色々な方に相談しました。その中で、上のカテゴリーでやるのも大切なのは理解出来るけど、こんなチャンス2度と無いんじゃないかという話を言ってくれる方が本当に多くて。勿論家族にも相談して、これは一生に一回かもしれないかもなと。そこが結局決め手になりましたね。サッカー選手としてだけではなくセカンドキャリアという視点から見ても、色々な人との出会いがあったり、今後の自分の人生にこのチームに関わることは、何か重要な意味があるのではないか。一か八かの判断ではあったと思うのですが、僕は懸けてみることにしました。

EDOへの並々ならぬ思い。猛烈に伝わってきました。そんなEDOALLUNITEDに今年和田監督は何をチームには要求していますか。

今年は基本的に大卒の選手が本当に多く、最年長のプレーヤーでも25歳ですし、そういった意味でも、本当に若いチームです。まずはそこの特徴を活かしてチーム全体でフルハードワークをするということは前提になってくると思います。守備面でもリトリートして守るのではなく、積極的に前からボールを奪いに行く。ただその中で、しっかりと相手を見てボールを扱えるということ。そこは本当にこだわっています。そういった技術的な部分に関してこだわりを持つこと。ボールを確実に止めて蹴る。相手を見てボールを運ぶ。本当に選手達には細かくうるさく言っていますね。そうした中で僕たちは、前に鋭く早くボールを運んでいきゴールを目指すサッカーを目指したいです。とてもハードなことで、楽なものでもないけどこのチームであれば、実現可能だと信じているので、積極的にそこにはトライしていきたいです。そうすればまだまだ打開出来るリーグだと思っていますし、そこだけではないですが、やはり強度という面は大切であると思います。

そんなにも若いチームなのですね。若さを活かした強度の高い展開の鋭さをもったフットボール。本当に魅力的です。そうした点以外で、今年のEDOには、プロ化、東京都1部という昨年までにはなかったキーワードも多く含まれていますが、何か意識面での変化は選手達に見られたりなどはありますでしょうか?

そうですね。選手達は皆プロサッカー選手になりましたから、その意識レベルは大きく変化しました。練習の1時間前にもう選手達は、各自グラウンドに来てストレッチをやっていますし、自主練習をして帰る選手も沢山います。サッカー選手としての意識が高いということに加えて、パーソナリティの部分でも今年は優れた選手が今年は本当に多いです。そこはクラブも大切にしている部分で、色々な著名人の方、色々なスポンサーの方、オンラインサロンファミリーの方々に支えられて、今の自分達が初めてサッカーを出来ているので、そこには応えなければという風に思っています。

前向きな意味でのEDOらしいチームができあがっているということが伺えます。それと同時に、今年は東京都1部での戦いになります。社会人サッカーチームを中心にそれ以外にも様々なチームが在籍しているかとは思いますが、それらのチームに何か印象や今、想定している立ち向かい方などはありますでしょうか?

まず、印象という面で言えば、「社会人サッカー」というコンテンツに関して、僕は心からのリスペクトをしています。僕だったら平日働きながらサッカーというサイクルを繰り返していくことは絶対に不可能ですし、それを日々継続してやっていく。そこに大きな魅力を感じます。そうしたことを前提に色々なクラブが増えてきているという現状があって、お金をかけて環境を整えて選手をとってくるという我々のようなクラブも増えてきています。1部で代表的なチームを挙げるならば、渋谷さんなどがそうです。そこに対して、特にサッカー選手として僕たちも負けられないなというのはありますね。他にも様々な成り立ち方や、コンセプトをもったチームが一部には在籍しています。ただ、僕たちは毎日練習しているというアドバンテージがあります。そこは最大限活かさなければいけないと思っています。大学生であってもやっている量は同じですし、常にその勝ち負けのあるスポーツなので、負けてはいけないというその姿勢に対しては選手達にも、口酸っぱく言っています。そのベースを持った中で、様々なスタイルを持った相手チームに合わせた戦術を組んで戦っていければと思います。

東京都1部のそのクラブ形態の多様さ。そこに僕自身も興味関心を強く持っています。これから取材をしていくことが出来ればと思います。最後に、今年の意気込みをお聞かせ頂ければと思います。

チームとしては、BOSS(本田圭佑氏)から、「毎年絶対昇格」というミッションも課せられています。そこには、僕自身もこだわっていて、プレッシャーの中でも、関東昇格に向けて日々やるべきことを着実にやっていきたいです。もう一つは、一人でも多くの選手をJ3以上のクラブに排出していくという面で、僕も全面的にサポートしていければという風に思っています。そこに対して情熱を持っている選手も多いので、このクラブを選んで良かったと思って貰えるように努力していきたいと思います。

今シーズンに対するモチベーション。期待感。ひしひしと伝わってきました。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

EDOを指揮するとは。

その重みと期待感。

文章の中からも伝わってきたのではないだろうか。

次回からは、EDOでプレーする選手のその覚悟に迫っていきたい。