目次

1. 社会人サッカー、社会人サッカーリーグとは

2. コミュサカという概念

3. 社会人サッカーチームの種類

①地域拠点アリ×Jリーグ参入

②地域拠点ナシ×Jリーグ参入

③地域拠点アリ×アマチュア

④地域拠点ナシ×アマチュア

4. 社会人サッカーチームの事例 
FC.BANDELIE / バンデリエ(④型チーム)

5. 社会人サッカーチームの新たな取り組みの事例 
複業契約 illmassive / イルマッシブ

1.社会人サッカー、
社会人サッカーリーグとは

まず初めに、社会人サッカーという概念について説明していきたいと思います。日本サッカー協会(JFA)によると、社会人サッカーは第1種にカテゴライズされ、「年齢を制限しない選手により構成されるチーム Jリーグ・JFL・社会人連盟・大学連盟・高専連盟など」と定義付けられています。
ちなみに、日本サッカー協会の種別のカテゴリーは第1~4種(小・中・高・それ以上)、女子、シニア(40歳以上)で分けられています。
つまり、社会人サッカーチームとは、主に18歳以上を中心とし、大学生から社会人まで様々な人々で構成されるチームであるということです。

また、社会人サッカーリーグは、J1を頂点に各都道府県(市町村リーグも存在するが、繋がっていたり、独立していたりと様々)までピラミッド状に続いています。例えば、筆者のチームは東京都2部リーグに所属していますが、J8と表現することができます。

東京都の場合、新宿区リーグなども存在はするものの、独立しており、区リーグの上に都リーグがあるという構造ではありません。従って、登録初年度は東京都4部からのスタートとなります。

2.コミュサカという概念

コミュサカという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

コミュサカとはJ1、J2を除く、J3以下のカテゴリーを指しています。プロサッカーに対するアマチュアサッカー界の総称と捉えて良いでしょう。

「コミュサカブログ」というウェブサイトもあり、日本全国のコミュサカの情報を網羅することができます。
このサイトの面白い点は、Twitterのアカウントが存在していて、「#コミュサカ」というハッシュタグをつけて一般の方々にツイートしてもらうことで自然と情報が集まる仕組みになっているところです。

サイトURL:http://blog.livedoor.jp/commusoccer/

Twitterアカウント:https://twitter.com/commusoccer

3.社会人サッカーチームの種類

①地域拠点アリ×Jリーグ参入

Jリーグに参入している、または、Jリーグへの参入を目指している社会人サッカーチームのことを指します。
近年、SHIBUYA CITY FC(都1部)などを例に、このタイプのチームは増加傾向にあります。
Jリーグへの参入には、様々なハードルがあり、「百年構想クラブ」への認定も条件の一つです。百年構想クラブとは、JFL、地域リーグ、都道府県リーグに参加しているチームの中で、練習環境、スタジアムなど複数の条件を満たし(Jリーグからの認定を受ける)、将来的にJリーグへの参入を目指すクラブの総称です。そこから、JFLで4位以内、かつ、百年構想クラブのうち上位2位以内に入ることや年間平均入場者数2000人以上、年間事業収入1.5億円以上などの条件を満たすことでJリーグへの参入が認められます。
東京都の場合、Criacao Shinjuku(関東1部)南葛SC(関東2部)などのクラブが百年構想クラブになっています。

②地域拠点ナシ×Jリーグ参入

前述したJリーグ参戦へのハードルの中に、ホームスタジアムなど地域拠点を求められる項目があるので、現時点で不可能な形態です。

③地域拠点アリ×アマチュア

最も一般的な社会人サッカーチームの在り方です。

大学OB(体育会やサークル)が母体であったり、企業チームであったりと多種多様なチームが混在しています。現役の大学生チームもこのタイプです。
レベルは様々で、競技志向のチームもあれば、単純にサッカーを楽しもうというコンセプトのチームもあります。
皆さんが社会人サッカーチームと言われてパッと思いつくのはこのカテゴリーではないでしょうか。
これはアマチュアのサッカーチーム全般に言えることですが、選手の高齢化サッカーをする場所の確保の難化などの問題でチーム数は減少傾向にあります。

④地域拠点ナシ×アマチュア

後述する、FC.BANDELIEの紹介で詳しく書きたいと思います。



4.社会人サッカーチームの事例
FC.BANDELIE / バンデリエ(④型チーム)

FC.BANDELIEは「地域拠点を持たない、Jリーグを目指さない」という形態を持っています。地域拠点を持たないことで、関わる人が限定されず、多くの人と関わりを持つことができます。
活動場所の地理的制限から解放され、訪れた地域やイベントを行うために協働した地域などすべてと関りを持つことが可能です。

地域貢献活動の例には、
FC.BANDELIE × パソナ・さいたまの協働で実現した「サクラソウプロジェクト」などがあります。

サクラソウプロジェクト概要:https://www.pasona.co.jp/saitama/blog/18339/index.html



FC.BANDELIEのMVVは以下の通りです。

MISSION
人々の生活に+αの喜びと居場所を。

VISION
人との繋がり、絆を大切にし、社会人サッカーの在り方、常識を変えていく。

VALUE

・新しいヒトやコトとの出会いの場を生み出します。
・多様な価値観を尊重し合い、新たな価値発見の機会を創出します。
・より充実した生活が送れるように助け合える関係性を大切にします。
・サッカーができることに感謝し、新たなサッカーの価値を探求し続けます。

「NO BASE, NO J.LEAGUE」を掲げるクラブとして、機動力を活かし、アマチュアサッカーとプロサッカーをつなぐハブチームになることも目標の一つです。
サッカーを通して、社会人サッカーチームの在り方を変えることが目的であり、サッカーは手段でしかないのです。

チーム公式サイト:http://bandelie.com/

【関連記事】FC.BANDELIE代表 岸幸太郎インタビュー

5.社会人サッカーチームの新たな取り組みの事例 
複業契約 illmassive / イルマッシブ

複業契約とは何でしょうか。

プロ:サッカーをすることで収入を得、生活を成り立たせる。
セミプロ:サッカーをすることで収入を得るも、並行でアルバイトなどもし            て、生活を成り立たせている。
複業契約:社会人として社業に従事することで得られる収入がベース。
ここに、社会人サッカープレーヤーとしての収入がプラスされる。

この活動には、「社会人サッカープレーヤーを増やす」という目標があり、根本には、社会人サッカー界を盛り上げたいという想いがあります。
契約には、サッカーの技術だけでなく、illmassiveの掲げるVISION・MISSION・PRINCIPLEへの共感は必須であり、この契約はillmassive のチームとしての存在意義を高め、VMPを叶えるための付加価値の一つであることの理解が必要だそうです。
まだまだ、試験的な運用のためこれからに要注目です!

illmassiveのチーム概要

東京都地区サッカー連盟・千代田区サッカー協会所属の社会人サッカーチーム。

VISION
「リーグ無所属社会人サッカーチームの価値向上」
「多様性を認め合い、社会人サッカーの世界に新しいスタンダードをつくる」

存在意義
サッカーをやめる人を減らす新しい選択肢になる


最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今回は、「社会人サッカーチームの種類」という部分にフォーカスして記事を書きました。
コミュサカの世界は、阿部翔平選手(ヴァンフォーレ甲府→SHIBUYA CITY FC)楠神順平選手(清水エスパルス→南葛SC)など第一線で活躍されていた選手らの加入などを例に、もはや元プロ選手も珍しい存在ではありません。社会人サッカー界がプロ選手のセカンドキャリアとしての役割を担うようになり、今後のコミュサカ界の動向はとても楽しみです。


今回の記事で社会人サッカー=ただの草サッカーというステレオタイプを少しでも無くすことが出来たらいいなと思っています。
社会人サッカーに関するコンテンツは本当に数が少なく、情報を手に入れるのも一苦労です。そんな現状を少しでも改善するためにこのサイトが存在しています。今後もよろしくお願いします!

社会人サッカー界を盛り上げるために、この記事を面白いと感じてもらえた方は是非、シェアをお願いします!
「社会人サッカー界は、まだまだこれから。」